はじめに|「このままでいいのかな」と思ったら…
「なんだかモヤモヤする」
「この働き方が、自分に合っているのか分からない」
そんな風に感じたことはありませんか?
看護師としてのキャリアを歩んでいく中で、誰もが一度はぶつかる“自分らしい働き方”への疑問。
そのヒントとして活用できるのが、**MBTI(性格タイプ診断)**です。
MBTIは、行動や思考の傾向から16の性格タイプに分類し、自分の強みや働き方の傾向を知るツール。
今回はこのMBTIを通して、自分に合ったキャリアを見つけるヒントをお届けします。
MBTIって何?看護師にも役立つ自己理解ツール
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、性格タイプを以下の4つの指標で分類します。
| 指標 | 二択のタイプ | 意味 |
|---|---|---|
| エネルギーの方向 | E(外向)or I(内向) | 人との関わり or 内省的 |
| 情報の受け取り方 | S(感覚)or N(直観) | 現実重視 or ひらめき重視 |
| 判断の基準 | T(思考)or F(感情) | 論理重視 or 共感重視 |
| 行動のスタイル | J(判断)or P(柔軟) | 計画的 or 柔軟的 |
この組み合わせで、ENFP(運動家)、ISTJ(管理者)など、16タイプに分類されます。
MBTI診断は「あなたはこういう人」と決めつけるものではなく、**“自分を客観視するきっかけ”**として活用するものです。
MBTIで得られる3つのメリット
MBTI診断は、以下のような自己理解を深めるのに役立ちます。
1. 向いている働き方の傾向がわかる
例えば、外向的な人(E)は人との関わりが多い現場に向いていたり、
直観型(N)は創造的な企画や教育、発信に魅力を感じやすいです。
2. 疲れやすい環境を知れる
「何がしんどいのか分からない」と感じていたことが、MBTIで見えてくる場合も。
自分の特性と職場環境にミスマッチがあると、疲労やモチベーション低下にもつながります。
3. キャリアの選択に自信がもてる
“自分に合う”と感じる働き方が言語化されると、次の一歩が選びやすくなります。
副業、転職、現場での役割選択にも使えるツールです。
例えば「ENFP(運動家)」タイプの看護師なら…
ENFPは、
-
ワクワクする未来に惹かれる
-
人と深く関わることが得意
-
柔軟で自由な発想を好む
といった傾向を持ちます。
看護×発信、看護×教育、看護×コンテンツ制作など、**“型にハマらない働き方”**で個性を活かせるタイプ。
逆に、マニュアルに厳密に従うことや、閉鎖的な環境では息苦しさを感じやすいかもしれません。
自分の性格傾向を知っておくと、「なぜ自分はこう感じるのか?」に納得がいき、働き方の選択も柔軟になります。
MBTIは「正解」をくれるツールではない
MBTIで分かるのは、「こうあるべき」ではなく、「こういう傾向がある」という傾向。
大切なのは、それをどう活かすかです。
-
自分を知って、働き方を選ぶヒントにする
-
苦手なことを補う方法を探す
-
周囲の人との関わり方を見直す
これだけでも、毎日の働き方は大きく変わっていきます。
MBTIをキャリアに活かすには?
MBTI診断を受けたら、それをどのように活かすかが重要です。
✅ 職場選びの参考に
チームでの役割や配置希望を伝える時にも役立ちます。
✅ キャリアチェンジ・副業の方向性に
得意や好きを言語化することで、未来の可能性が見えてきます。
✅ 自分の強みの棚卸しに
自己紹介や面接でも自信を持って話せるように。
おわりに|まずは「知ること」から始めよう
「わたしらしい働き方」を見つける第一歩は、“自分を知ること”。
MBTI診断は、そのヒントを与えてくれます。
正解やゴールを探すのではなく、自分の軸に気づくことが、これからのキャリアを広げていくきっかけになります。
「診断を受けて終わり」ではなく、
その結果を、自分の経験や思いと重ねていくことで、オリジナルなキャリアが育っていきます。
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