“なんとなく不安”に名前をつけてみよう — いえだゆうのキャリアノート|看護師キャリアコンサルタント

 

こんにちは。看護+ONEの、いえだゆうです。

キャリア相談の中で、こんな言葉をよく聞きます。
「別に今すぐ辞めたいわけじゃないんです」
「でも、なんとなくずっと不安で…」

この“なんとなく不安”って、じつはとても大事なサインだと私は思っています。
あなたにも、ありませんか? 目に見えないけど、たしかに存在しているあの感覚。

今日はその“なんとなく不安”に、そっと名前をつけてみる時間にしたいと思います。


■不安には「理由」がある。だけどそれは、まだ言語化されていないだけ

不安って、何か特別な出来事が起きたときだけに湧いてくるものじゃありません。
むしろ、何かあったわけじゃないけど、じんわりと心の奥に居座っている。
それが“なんとなく不安”の正体です。

たとえば…

  • 子どもが成長して、働き方を変えたいけど、今の職場しか知らない

  • 看護師としてこのままでいいのかなと思いながら、毎日が過ぎていく

  • 自分が何を大事にしたいのか、わからなくなってきた

こんなふうに、不安の根っこは「これまでの頑張り」と「これからの変化」の間にあることが多いのです。


■不安を“見える化”してみる

“なんとなく不安”のままにしていると、自分でも正体がつかめず、ずっと心がもやもやしてしまいます。
だから私は、「その不安に名前をつけてみませんか?」と提案しています。

たとえば、こんなふうに。

  • 将来の働き方が見えない →「キャリアの不安」

  • 今の仕事が合っていない気がする →「ミスマッチの不安」

  • ずっと頑張ってきたけど疲れてる →「燃え尽きの不安」

  • 変わりたいけど変われない →「行動への不安」

名前をつけると、自分の気持ちが整理され、「じゃあ、何ができるかな?」と少しずつ前に進めるようになります。


■私もずっと、“正体のわからない不安”を抱えていました

実は、私も数年前、同じような気持ちでいました。

現場で看護師を続けながら、ママとしても必死に日々をこなして。
職場での立場も少しずつ変わって、期待されることも増えてきた。
でも、なんとなく…「このままでいいのかな」と思ってしまう瞬間が増えていったんです。

そんなある日、ノートに思いを書き出してみました。
「辞めたいわけじゃない。でも、自由に働きたい」
「看護師であることは好き。でも、もっと表現する仕事もしてみたい」

そうやって、“なんとなく不安”に少しずつ言葉を与えていったら、
不思議と次にやりたいことが見えてきたんです。


■“モヤモヤ”は、あなたが未来に目を向け始めたサイン

不安を感じるのは、悪いことじゃありません。
むしろ、それは「変わりたい」「このままじゃ終わりたくない」という、あなたの心からのメッセージです。

「私は何に不安を感じているんだろう?」
「どうなったら安心できるんだろう?」

そんな問いを自分に投げかけてみるだけでも、一歩前に進んでいる証拠。
モヤモヤの正体がわかれば、きっと今よりずっと、前向きに自分のキャリアを考えられるようになります。


■看護師を続けながら、“私らしい未来”を描いていこう

今、私が届けたいメッセージはひとつ。
「不安があるのは、前に進みたい気持ちがあるから」ということ。

だから、無理に打ち消そうとしなくていいし、
見て見ぬふりもしなくていい。

あなたの“なんとなく不安”には、あなただけの願いがきっと隠れています。
その声にそっと耳をすませて、自分らしい未来のヒントを探していきませんか?

看護+ONEでは、そんな気持ちを整理するお手伝いもしています。
1人で抱えずに、安心して話せる場がここにあります。

最新情報をチェックしよう!
NO IMAGE

看護師のキャリア相談

「このままでいいのかな」「他にも道があるのかもしれない」 そんな風に立ち止まることは、きっとあなたの中に“変わりたいサイン”があるから。 「看護+ONE」のキャリア相談では、キャリアの分岐点に立つあなたと一緒に、今と未来を整理し、 あなただけの“選択肢”と“小さな希望”を見つけるお手伝いをします。

CTR IMG