こんにちは。看護+ONEのいえだゆうです。
現場で看護師さんと話をしていると、こんな言葉をよく耳にします。
「辞めたいわけじゃないんですけど…」
一見、“まだ頑張れる”という前向きな言葉のようにも聞こえますが、私はその裏にある“本音”がとても気になります。
あなたが今感じているその違和感も、もしかすると「キャリアの転機のサイン」かもしれません。
■「辞めたいわけじゃない」のあとに続く言葉たち
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「でも、毎日ヘトヘトで…」
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「子どもが熱を出すたびに、職場に迷惑をかけてる気がして…」
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「やりがいはあるんです。でも、なんか満たされなくて」
どれも、“看護師としてのやりがい”と“生活とのギャップ”の中で、心が揺れている証拠です。
辞めたいわけじゃない。
でも、今の働き方に限界を感じている。
そんなときこそ、自分の心の奥にある「本当はどうしたいのか」という気持ちに耳を傾けるタイミングかもしれません。
■「辞めたい」と言わない理由
看護師は責任ある仕事です。
だからこそ、軽々しく「辞めたい」とは言えない。
家計のこと、子どものこと、周囲の目、職場の人間関係……。
多くの看護師さんが「自分の気持ちを後回し」にして働いています。
でも、“辞めたいわけじゃない”という言葉の奥には、
「このままじゃ続けられないかもしれない」
「でも、看護師は好き」
というジレンマが隠れていることも。
“辞める”か“続ける”かの2択ではなく、
“働き方を変える”という選択肢があってもいいのではないでしょうか。
■私自身も、“辞めたいわけじゃない”人でした
私もかつて、仕事と育児の両立に苦しんでいた時期がありました。
「看護師の仕事は好き。でも、家庭のことがちゃんとできていない気がする」
「同僚に迷惑をかけてばかりで、申し訳ない」
誰にも相談できず、ただただ「頑張らなきゃ」と自分を追い込んでいました。
でもある日、「辞めたいわけじゃないけど、どうしたら続けられるか」を考えてみようと、キャリアについて真剣に向き合うことにしました。
そこから、自分の理想の働き方を言語化し、
「看護師を続けながら新しい挑戦をする」という選択にたどり着きました。
■「辞めたくない」=「残りたい」ではない
この言葉、少しドキッとしませんか?
「辞めたくない」は、「今のままがいい」とは限りません。
本当は、今の働き方を変えたい。
もっと自分に合った環境で働きたい。
心にゆとりがある生活をしたい。
——そんな想いがあるのに、「辞めたくない」と自分を納得させてしまう。
でも、本音を押し込めたまま働き続けると、
ある日突然、心と体が悲鳴を上げてしまうこともあります。
■今すぐ辞めなくてもいい。でも、立ち止まってみよう
キャリアを見直すことは、何かを“辞める決断”をすることではありません。
今の自分にとって「何が大事か」「どんな働き方が合っているか」を知ること。
それが結果的に、今の仕事を“続ける力”にもつながります。
自分を知り、選択肢を知り、
少しだけ視点を変えてみる。
そうすることで、「辞めたいわけじゃない」という気持ちの奥にある
“あなたらしいキャリア”が見えてくるかもしれません。
■最後に|“本音”は、あなたを守る声
「辞めたいわけじゃない」と自分に言い聞かせてきたあなたへ。
その言葉の奥にある、“静かな本音”に耳を傾けてみませんか?
我慢ではなく、納得のいく働き方を。
無理ではなく、未来につながる選択を。
看護+ONEでは、そんなモヤモヤ期の看護師さんと一緒に、自分らしいキャリアを描くサポートをしています。
一人じゃなくていい。一緒に考えていきましょう。