看護師として働く中で、「このままでいいのか」「もっと違う形で患者さんに寄り添いたい」とキャリアについて悩むことはありませんか？
医療法人友広会の看護部マネジャーであり、NPO法人AIMSの理事としても活動する上田貴子さん は、消化器内科での経験を経て緩和ケアへ進み、さらにグリーフケアの活動へとキャリアを広げてきました。
本記事では、上田さんの経験をもとに、看護師のキャリアの広がりと、新しい道を切り拓くヒントをお届けします。
1. キャリアに悩んだときこそ、自分の原点を振り返る
上田さんが消化器内科で働いていた頃、日々の業務をこなしながらも「もっと患者さんに寄り添いたい」という思いを抱えていました。
そこで、自分が「どんなときにやりがいを感じたか」を振り返ったところ、
✅ 患者さんの気持ちを大切にしたケアをしたとき
✅ 家族と患者さんが前向きに病気と向き合えたとき
に強く充実感を感じることに気づきました。
この気づきが、緩和ケアの道へ進むきっかけになりました。
👉 キャリアに悩んだときは、「自分が大切にしたいこと」を振り返ることが、未来を切り拓くヒントになります。
2. 緩和ケアで学んだ「その人らしい生き方を支える看護」
緩和ケアは、「人生の最終段階のケア」と思われがちですが、実際には 「患者さんがその人らしく生きる時間を支える」 ことが重要です。
ここで上田さんは、
🔹 治療だけでなく、心のケアも大切であること
🔹 患者さんだけでなく、家族にも寄り添うことが求められること
を学びました。
👉 「患者さんの人生に深く関わる看護がしたい」なら、緩和ケアや訪問看護などの選択肢を考えてみるのも一つの方法です。
3. NPO法人AIMSでの挑戦——看護師の役割を広げるという選択
緩和ケアを通じて、患者さんの家族、とくに子どもたちのケアの重要性 に気づいた上田さんは、NPO法人AIMSの活動に携わるようになります。
子どもは、大切な人を失っても、うまく感情を表現できないことが多いもの。
そんな子どもたちを支えるための 「子ども中心のグリーフケア」 に取り組んでいます。
これは、病院の中での看護だけでなく、地域や社会とつながる看護の形 でもあります。
👉 看護の仕事は、病院の中だけにとどまりません。NPOや地域活動を通じて、新しい役割を見つけることもできます。
4. 上田貴子さんが語る「未来を切り拓くヒント」
キャリアに悩んでいる看護師に向けて、上田さんが大切にしている考え方をまとめました。
①「自分の気持ちに素直になる」
看護師のキャリアに正解はありません。大切なのは、「何がしたいのか」「どんな看護が好きなのか」 に耳を傾けること。
もし、「もっと患者さんに寄り添いたい」と感じるなら、今の働き方が本当に自分に合っているのかを見つめ直すのも大切です。
👉 自分が看護の中で大切にしたいことを明確にすることが、キャリアの第一歩になります。
②「環境を変えることを恐れない」
上田さんは、消化器内科から緩和ケアへ、そしてNPO法人での活動へとキャリアを広げてきました。
その背景には、「変化を恐れず、一歩踏み出す勇気」がありました。
新しい環境に飛び込むことは不安ですが、「今のままでいいのか？」と迷い続けるよりも、まずは**「できることから始める」** ことが大切です。
👉 異動、転職、資格取得、ボランティアなど、小さなチャレンジから始めてみると、新しい道が見えてくるかもしれません。
③「病院の外にも目を向けてみる」
看護の仕事は病院だけではありません。
訪問看護、介護施設、企業看護師、NPO活動など、さまざまなフィールドで活躍することができます。
上田さんがグリーフケアに関わるようになったのも、「家族や地域とのつながり」を意識したからこそ。
「病院で働くことが全てではない」という視点を持つことで、キャリアの可能性は大きく広がります。
👉 病院の枠を超えて、看護の力を活かせる場所を探してみるのも、未来を切り拓く大切なヒントです。
上田貴子さん情報
プロフィール
看護師の新しい生き方を応援する情報メディア『看護+ONE』へようこそ！ 「看護＋ONE大学（YouTube）」対談番組：ママ看護師ゆうの部屋♪ 今回のゲストは、医療法人[…]
インタビュー動画
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5. まとめ——「看護の力を活かせる場所は無限にある」
上田貴子さんのキャリアの歩みは、
✅ 病棟看護師としての経験を活かし
✅ 緩和ケアで患者や家族と深く関わり
✅ NPOで子どものグリーフケアに携わる
という形で広がってきました。
看護師のキャリアは、一つの道だけではありません。
もし今、
✔︎ 「自分に合った働き方が分からない」
✔︎ 「もっとやりがいを感じたい」
✔︎ 「新しいことに挑戦したい」
と感じているなら、まずは**「自分が大切にしたいこと」を振り返る** ことから始めてみませんか？
あなたの経験や想いが、きっと未来のキャリアを切り拓く鍵になるはずです。
応援しています！
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