こんにちは。いえだ ゆうです!
看護師による看護師のための新しい生き方を応援する情報メディア『看護+ONE』を運営しています。
あなたは、看護現場で「チームの意見をまとめるためのコミュニケーションって難しい」と思ったことありませんか?
今回は、ヒューマンスキル(対人関係能力)を高めることにつながる「コミュニケーション」について、考えていきたいと思います。
1.コミュニケーションの前に知っておくべき視点。
社会人になると、職場には、色々な立場の人がいて、色々な考え方の人がいます。
その結果、チーム力が求められる看護師には、色々な方とのコミュニケーション力が求められます。
でも、
一緒に働いているけど、何を考えているのか分からない。
自分の意見と相手の意見と違っていたら、気まずくなるから何を話せばいいのか分からない。
このような思いを抱いたことありませんか?
ナースも個性豊かで、価値観もさまざま。周りにいる専門職の人々もさまざま。患者さんの人生もさまざま。
様々な人々と交わる時に気をつけること!
それは、「みんな価値観が違う」ということを理解しておくことです。
2.対話力を高めよう!
では、「価値観が違う人と社会で働くためのコミュニケーション」って、どうすればいいのでしょうか?
10年前に受講した平田オリザさんのワークショップでの学びを紹介したいと思います。
それは、コミュニケーション力には、対話力が重要という考え方です。
今回は、平田オリザさんから学んだ「会話」と「対話」の違いを例に出して、考えていきたいと思います。
平田オリザさんの定義する「会話」と「対話」の違いについて、引用させていただきます。
平田オリザさんは、「会話」と「対話」の違いを以下のように定義しています。
「会話」=価値観や生活習慣なども近い親しい者同士のおしゃべり。
「対話」=あまり親しくない人同士の価値観や情報の交換。あるいは親しい人同士でも、価値観が異なるときに起こるそのすりあわせなど。
引用:平田オリザ 「わかりあえないことから」(講談社現代新書)
「話が合うな~」と思う人は、大体、あなたと価値観が似ているんです。
だから、「あうん」でわかり合える関係性って楽なんですよね(^-^)
なので、意見もまとまりやすいんです。
でも、社会で働くとなると、色々な価値観の人と出会います。
そこで、必要になってくるのが、「対話力」なんです。
続いて引用。
「対話」は、AとBという異なる2つの論理が摺り合わさり、Cという新しい概念を生み出す。
AもBも変わる。
だが、こういった議論の形に日本人は少し苦手だ。
最初に自分が言ったことから意見が変わると、何か嘘をついたように感じてしまうのかもしれない。
あるいはそこに、敗北感が伴ってしまう。
「対話的な精神」とは、異なる価値観を持った人と出会うことで、自分の意見が変わっていくことを潔しとする態度のことである。
引用:平田オリザ 「わかりあえないことから」(講談社現代新書)
価値観が異なるから話したくないではなく、価値観が異なるから話し合いを続けていくことが大事なんです。
でも、一生懸命あなたの思いを伝えていても、相手がなかなか理解してくれなければ、疲れるし、面倒になってくるんですよね。
だから、「何でわかってくれないんだろう?」「どうせ、わかってもらえない。」「話しても同じ」という思いに変わって、相手と話したくなくなってくるんですよね。
でも、それではよりよい解決はうまれないし、チーム力が高まることはないんです。
いえだゆうも現場で鍛えている最中です(。・ω・。)
基本的に前を向きながら、たまには後ずさりしながら、気分を変えて頑張っています(笑)
対話力には、かなりの忍耐力がいりますが、「価値観が変わっていくことが面白い!」、「新しいことが生まれていくことにワクワクできる」体質になっていけたらすごいですよね♪
☆平田オリザさんの本、学びになりますよ♪
3.まとめ
看護師のみなさん。毎日、現場で業務に追われて、お疲れ様です!
一生懸命やっているのに、やるべきことが多くて大変ですよね(>_<)
でも、対話を心がけると、チーム力が上がって仕事が円滑に進み、あなたの疲れも改善されるはずです!
ぜひ、あなたの職場で対話を心がけて見てくださいね!
あなたが変わると、周りが変わり、現場が変わります!
コミュニケーションのカギは、「対話力」にあり!
わかり合えない人がいる現場に身を置いているあなたは、コミュニケーション力を磨くチャンスです\(^_^)/
ビバ!ハッピー対話力♪
☆あなたが現場に問題や不満を抱いているなら、問題解決力を磨いてみませんか?
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