看護師として働く中で、「今のままでいいのかな?」「将来のキャリアに悩んでいる…」と感じたことはありませんか?
現場の最前線で働き続けることも素晴らしい選択ですが、看護の知識を活かして教育や研究、地域活動に関わる道もあります。
今回は、大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻 准教授として活躍する 山川みやえ先生 に、老年看護学の研究者としての道を選んだ理由や、看護師がキャリアを広げるヒントについてお話を伺いました。
1.「私が看護研究の道を選んだ理由」
山川先生は、もともと保健師として働いていました。しかし、大学院時代の先生から「人が足らないから手伝ってくれない?」と声をかけられ、「老年看護学」の道へ。
「高齢者のケアは、単なる医療行為ではなく、その人の人生に寄り添うことが求められます。認知症の患者さんとどう関わるか、家族はどんなサポートを必要としているか――そういった視点を持つことが重要だと気づきました。」
臨床で感じた疑問を研究という形で掘り下げ、より多くの看護師や医療従事者に伝えることで、よりよいケアが広がっていく。そんな思いから、教育・研究の道へ進むことを決意したそうです。
2.「看護師のキャリアは、現場だけじゃない!」
「看護師=病院で働く」というイメージが強いですが、実はキャリアの選択肢はたくさんあります。
① 大学院進学で研究者・教育者の道へ
山川先生のように、看護研究の道へ進むことで、新しいケアの方法を発見したり、未来の看護師を育てたりすることができます。
「現場で働きながらでも大学院に通える制度もあります。学び直しをすることで、自分のキャリアの可能性を広げることができますよ。」
② 地域での活動を通じて貢献する
病院以外でも、地域包括ケアの場で活躍する看護師が増えています。特に、認知症の方が暮らしやすい地域をつくるための活動には、看護の知識が大いに役立ちます。
山川先生が関わる 「認知症にやさしい図書館プロジェクト」 もその一つ。
「認知症の方が安心して過ごせる図書館をつくることで、地域全体がやさしくなるんです。医療の枠を超えて、自分のスキルを活かせる場はたくさんあります。」
③ フリーランス・独立という選択肢も
最近では、看護師としての経験を活かし、フリーランスで活動する方も増えています。
「訪問看護やオンライン相談、企業でのヘルスケアサポートなど、看護師が活躍できる場は広がっています。自分の得意分野を見つけると、自由な働き方も可能になりますよ。」
3.「キャリアに悩んだら、まずは行動してみる!」
「私も最初は、研究の道に進むことに不安がありました。でも、一歩踏み出してみると、新しい世界が広がっていました。」
山川先生は、キャリアに悩む看護師に 「まずは小さな一歩を踏み出してみること」 をすすめています。
✅ 興味のある分野のセミナーに参加する
✅ 大学院進学や転職について情報収集する
✅ 地域活動に参加してみる
✅ 尊敬する先輩や専門家の話を聞いてみる
「何かを変えるのに、大きな決断をする必要はありません。少しずつ行動してみることで、新しい道が見えてきますよ。」
4.「看護師のキャリアは自由!自分らしい道を見つけよう」
「看護師の仕事は、人の命や生活を支える素晴らしいもの。でも、それを実現する方法は一つではありません。」
山川先生の経験から学べるのは、「看護師のキャリアは自由である」ということ。病院で働く以外にも、研究や教育、地域活動、フリーランスなど、さまざまな道が広がっています。
「もし、今の働き方に悩んでいるなら、一度立ち止まって考えてみてください。そして、少しでも興味のあることにチャレンジしてみてください。きっと、新しい可能性が見つかりますよ!」
看護の経験を活かしながら、自分らしいキャリアを築く――そのヒントが詰まったインタビューでした。
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山川みやえ先生情報
プロフィール
インタビュー動画
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