こんにちは。いえだ ゆうです!
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インタビュー:マイストーリー
いえだゆうが人生の大先輩にお会いし、幼少の頃から今に至るまでのお話を聞かせて頂き、魅力開花のコツを学ばせて頂こう、という企画です♪
第2回目のゲストは、一般社団法人ぐるり代表「いまいまさこさん」です。
一般社団法人ぐるり代表の「いまいまさこさん」とは、不思議なカラダ、SMA(脊髄性筋委縮症)というハンディスーツを着て生まれてこられ、歩いたことも立ったこともなく、生活のあらゆる場面で介助が必要な生活を送られており、たくさんの人に支えられ、地域で育ってこられました。ぐるりとは、その彼女が、参加型体験を通して、「いろんなカラダのちがいをもった多種多様な人たちが交ざり合う地域の土壌づくり」を目指すための活動です!
今回は、今井雅子さんのインタビュー2章:学生時代のお話しです。
2章では、「みんなと一緒が楽しい感覚」を知った一方で、「自分の身体の不思議にゴワゴワした感覚」を抱き、整理をつけられない感覚も抱き始めたまさこちゃん。
その後、どのような人生を歩んでこられたのでしょうか?
いえだゆうと一緒に今井雅子さんの人生から魅力開花のコツを学んでいきましょう♪
1.私だけ特別扱いされるのが嫌だった。
どんどんみんなと違うっていうのが明らかになっていくにつれて、自己肯定感がだんだん低くなっていった。自分の立ち位置というか、自分は何なんやっていう、この矛盾した感情の引き出しをどこに出せばいいのか分からない感じ。
両親は、そんな違和感を受けとめてくれるような人とはちょっと違った。学校で、ホームルームの時間とかに、先生が、「今井さんの教科書を取ってあげなかった男子は誰ですか?」って言うと、教室がザワザワし出して。
私だけ特別扱いっていうのが嫌やった。ただの友達関係なのに変な感じになったり。
自分の身体の不思議に整理がつけられない中で、友達との関係性も微妙に変わっていく。
この頃のまさこちゃんは、「何かあると嫌でも目立ってしまう自分の存在」が嫌だったそうです。
2.どんどん委縮して、殻に入っていった。一方で、ロールモデルの存在を知ったの。
思春期とか、だんだん意識が高まっていった。意識すればするほど、どんどんどんどん萎縮して、自分の個(今は個人の時代だとかいうけど)、目立つ個を消したかってん。
もちろん発言もしないし。存在自体、消したかったっていうか。目立ちたくないっていうか。と言っても目立つねんけどね(笑)
高校が一番ひどくて、全然知らん人の中にぽつんと入ったから、「自分は周りの人と違う」っていうことをそれまで以上にすごく意識してて。だから、めっちゃ殻に入ってた。この時期特有の「自分が存在してていいんかな」という思いがどんどん膨れあがって、、、守りに入ったっていうか。
周りが怖くなったし、高校は人との交流がなくて、ほとんどしゃべってなかった。
「みんなと同じように小中高に行きたい」という思いで、自分の道を切り開いてきたまさこちゃん。
しかし、みんなと一緒から、みんなとの違いに気づかされ、自分の殻に閉じこもっていってしまいました。
この閉じこもり続けていた時期に、NHKのドキュメンタリー番組を見ていたまさこちゃんは、一転して、世界が変わります。
ある日の回で、北海道で一人暮らしてる「小山内美智子さん」という人のドキュメンタリー番組があって。脳性麻痺で、常に介助が必要な人やねんけど。彼女が街中を闊歩して、電車に乗って、イヤリングを買いに行ってみたり、スーパーに行って、材料を買って、ご飯つくってみたり。
若い学生の子らにボランティアに入ってもらって、ワイワイ過ごしていたり。
障害のある人のリアリティな自立生活をしているのを初めて見てん。
人と共に過ごしながら、地域で生きていくリアリティを初めて知ってん。
まさこちゃんは、小さい頃から、「大人になったら施設とか病院に入る選択肢しかない」って言われて育ったそうで、「選択肢と言われた場所以外の地域で、楽しく生きていく」という道を初めて知って、驚いたそうです。
あの衝撃たるや、雷に打たれた感じ。
全身がピリピリピリ~ってして、もうゾワゾワでは抑えられない感じ(笑)
この時に、「地域で生きていきたい!」っていう夢ができてん。
最初から『地域』やねん。みんなと同じように過ごすのは、『地域』やから。
大きな夢が出来たまさこちゃんは、ここから自分を変えていきました。
これまでは、「期限があるから」という思いから、どこか排他的にやり過ごしていたまさこちゃん。
高校卒業後、人間福祉学科の大学に進学し、そこで「愛人1号:ぐるり理事のかねちゃん」や「恩師である恵子先生」に出会います。
3.「障害のせいにして、あんた恰好悪いで。それでは幸せになられへんよ。」
大学に進学したまさこちゃんは、これまで殻に閉じこもっていた自分とは異なり、『地域で生きたい』という大きな夢に向かって、変わり始めました。
手当たり次第できること、思いつくコト、いろいろなことにチャレンジしたそうです。
大学2年生の時に、デンマーク福祉旅行があって、デンマークに行ってん。私の中では、エベレストよ!世界最高峰のエベレストやってん。
と、とても嬉しそうに語るまさこちゃん。
そこで、本当に色々な経験をしてん。親の付き添い無しで行って、周りの人にサポートしてもらって。人との関係性って難しいなって思ったし。介助する・されるの関係性って、上手く調整するのがとっても難しい。でも、行ってすごくよかったよ。たくさん勉強になったし、わくわく感もいっぱい感じたし。
大学では、キーパーソンの人にも出会って、私の恩師で、恵子先生。めっちゃ素敵な先生やねん。彼女もポリオっていう障害があるねんけど、女性の当事者として、私のことを大事に思うからこそ、厳しいことも言ってくれて。とっても尊敬する素敵な女性。
「こういう風になりたいなあ」と思う障害女性としての先輩。
初めて身近に出会えた、通じ合える障害女性。
恵子先生とは、個人的に色々な話をされ、とても信頼し合っているようです。
ある時、まさこちゃんは、人間関係に悩んでいて、その憧れの恵子先生に具体的なアドバイスをもらいたくていつものように相談に行きました。
そこで、まさこちゃんは撃沈します(>_<)
その恵子先生に「それ、障害のせいにしてるだけやで。みんな人間関係には悩むねん。それを「障害があるからこうなった」って思って、悩んでても、まさこは幸せにはなられへんのよ」って、パシって言い切られてん。
いつもは丁寧に話を受けとめてくれることを知っていたから、余計にショックやって。ハンマーで殴られたみたいに。
この頃、抱えていた人間関係の悩みの原因を、「私は車いすに乗っているから」「私は障害があるから、こんな思いをするんだ」など、どこかで、「友達には障害がないから、私の気持ちなんて分からない。」など、障害を逃げ口上にしていた部分があったようです。
でも、同じ障害を持つ女性で、敬愛している恵子先生に言われたら、グーの音も出ない。
20歳のまさこちゃんは、恵子先生に、痛い所をドつかれました。
この出来事の衝撃はとても大きく、ゴワゴワの感情を何度も何度も整理し直し、改めて、自分の人生を見つめ直すきっかけになったそうです。
4.いえだゆうが学んだこと!
以上、今井雅子さんの学生時代を旅してきました。
2章では、自分の殻に閉じこもっていたまさこちゃんが、地域で楽しく暮らしている脳性麻痺の女性の存在、雅子ちゃんにとってのロールモデルの存在を知りました。
その女性の生き様が、まさこちゃんの目標となり、「地域で生きていきたい」という大きな夢につながりました。
一方で、人生の先輩から、「人間関係が上手くいかないのは、障害のせいにしているからだ」という指摘を受け、自分の弱点を気づかされました。
「自分の殻に閉じこもり、守りに入ってしまい、自分だけしんどくて周りはいいよな~」って思ってしまう時期って、誰にでもありますよね。
でも、その弱さにとどまらず、何度も自分の問題に向き合い、問いかけ直し、整理していく。
逃げながら、撃たれながら、それでもあきらめない。
いえだゆうは、そんな打たれ強い姿を、今井雅子さんから学びました。
このゆび読者のみなさまは、いかがですか?
「そこは触れないで~」と思うところを突かれた経験ってありますか?
「自分をさらけ出すのは、こわいけど、さらけ出さないといけない時」ってあるんですね。
いつまでも、自分の殻に閉じこもっていたって、何も変わらない。
幸せになりたいと思っているのに、自分の殻に閉じこもってしまっていませんか?
自分の殻から飛び出すのはしんどいけど、同じ場所にいても変わらない。
その飛び出すきっかけが、今井雅子さんの場合、ロールモデルの存在であり、敬愛する先生の愛ある痛い一言でした。
このゆび読者のみなさま!あなたの胸に問いかけてください。
あなたの夢は何ですか?
「夢を叶えたい!」と思っているのに、自分の殻に閉じこもっていませんか?
自分の殻から飛び出し、これまでの人生の中で、飛び出すきっかけを与えてくれたロールモデルの存在を思い出してみる。
そこから、夢を探し始められたら素敵ですね(^^♪
「自分の殻から飛び出す」「ロールモデルの存在を発見する」
この2点が、今井雅子さんから学んだ「魅力開花のコツ!」です(^^)/
5.3章の告知
恵子先生の言葉に衝撃を受けたまさこちゃんは、再度、
「どうしてSMAで生まれてきたんやろう?」
「何で私なんやろう?」
「障害って何やろう?」
と、問いかけ直しました。
そこに、どんな答えを見出していかれたのでしょうか?
実は、その答えが、『一般社団法人ぐるり』だったんです。
さあ、彼女は、「ぐるり」でどんなことをしたいと思っているのでしょうか?
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