こんにちは。いえだ ゆうです!
看護師の看護師による看護師のための新しい生き方を応援する情報メディア『看護+ONE』へようこそ!
今回は、「道で倒れている人を発見したら?」【心停止・院外編】について紹介します。
- 現場で頭が真っ白になる
- 焦れば焦るほど何をどうしていいのか分からなくなる
- 勉強はしているのに、現場で役に立つことができない
でも、大丈夫です!
急変患者さんに遭遇した時に、どんな対応をすればいいのか、その後の流れが分かっていれば、あなたの対応が変わります!
いえだゆうも、とにかく急変対応が苦手だったのですが、学習&経験知を高めたことで改善できたので、私の経験を基に、現場で役に立つ考え方を伝えていきたいと思います!
さあ、いえだゆうと一緒に、「ナースの急変対応力」を磨いていきましょう♪
*あくまでも、いえだゆうの個人的な学習経験のまとめであることをご理解頂き、読み進めて頂ければと思います。
道で倒れている人を発見したときの全体の流れです!
意識の確認→助けを呼ぶ(119番通報・AED)→呼吸の確認→胸骨圧迫(可能なら人工呼吸)→AEDの装着→必要時、電気ショック→胸骨圧迫再開→救急車が到着するまでAEDの指示に従う
1.道で倒れている人を発見したら、まずは、意識の有無を確認しよう!
ナースのあなたが、道で倒れている人を発見してしまったら、「どうしよう・・・」と、不安になりますよね(>_<)
「もし、心停止している人だったら…正直、対応に自信がない。」
と思っているナースの方は多いのではないでしょうか?
いえだゆうも実際に道で反応ない人を見たことがないので、見かけてしまうと、正直、こわいです。
でも、医療従事者なら、そんなこと言ってられません!
ビビってる時間もありません!!!
心停止している人を発見したら、一刻でも早く救命処置を行うことが重要!!!
勇気ある一歩を踏み出せるよう、一連の流れをしっかり頭に入れておきましょう!
そこで、質問です!
まず、道で倒れている人を発見したあなたが、一番最初にするコトは、何ですか???
答え⇒周囲の安全を確保し、肩をたたいて「大丈夫ですか?」と呼び掛けてみる!
まず、倒れている人が、本当に意識がないのかどうか、確かめてみましょうね!
2.反応がなければ、周りの人に協力依頼(119番&AED)しよう!
身体を動かさず、呼びかけに反応がなかったら、周りの人に助けを求めましょう!
救命で大事なことは、救命の連鎖をつなげること!
倒れている人の反応がなければ、すぐに周りの人に呼びかけましょう。
そして、周りの人に、
- 119番通報
- AEDを持ってきてもらう
ことをお願いしましょう!
この2つを絶対に必要です!
3.とにかく胸骨圧迫(心臓マッサージ)!
その間に、あなたは、呼吸の有無を確認し、
胸部・腹部が動いていなければ、胸骨圧迫スタート!
感染防御具を持っていれば、人工呼吸の準備ができしだい、人工呼吸も加えましょう。
胸骨圧迫:人工呼吸=30:2で繰り返し行います!
良質な胸骨圧迫のポイント(位置・リズム・深さ・リコイル!)
上記の4点に注意してくださいね☆
ただし、道で突然発見した場合、感染防御具などもっていないと考えられますので、その時は、ひたすら胸骨圧迫を続けましょう!
4.AEDが到着したら、すぐに装着!音声に従おう!
AEDが到着したら、あなたは何からすればよいか、すぐに、思い浮かびますか?
まずは、AEDの機械を開けて、電源をONしましょう!
パッドの上に記されている絵の位置にパッドを装着しましょう!
パッドの位置は、右鎖骨下と左胸部です。
電源オン+パッド装着後、AEDが心電図波形の解析をスタートしてくれます!
音声の指示に従ってください。
ここでのポイントは、静かにすること!
騒然とした状態では、AEDの指示が聞こえません。
AEDの指示が聞こえなければ、電気ショックが必要なのかどうか分からないので、必ず耳を傾けるようにしましょう!
AEDが「電気ショックが必要」と判断した場合、周りの人の安全確認後、すぐに電気ショックボタンを押しましょう。
その場にいる人たちと、とっさのチームワーク力も求められますので、役割分担を決めて、速やかに電気ショックしましょう!
緊迫した状況の中で、いかに冷静になれるかが、重要になります。
AEDの場合は、機械が電気ショックが必要かどうか判断してくれます。
心停止時の心電図波形に不安がある人は、コチラの記事を参考にしてくださいね。
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今回は、「心停止の原因が心筋梗塞」の時の心電図の読み[…]
5.救急隊が到着するまで、AEDの指示に従いましょう!
AEDの音声に従い、AEDから胸骨圧迫再会の指示があれば、すぐに始めてくださいね☆
良質な胸骨圧迫(位置、リズム、深さ、リコイルができているか!)とAEDの素早い利用が、命を救います!
6.まとめ
もし、道で倒れている人を見つけたら、医療従事者のあなたはド緊張しますよね。
病院の中であれば、物品も環境も人材もそろっています。
でも、病院を一歩でてしまうと、物品も環境も人材もそろっていない中で、救命対応をしなければならない状況になる可能性があります。
ぜひ!あなたの看護力を活かせるように、日頃から訓練しておきましょうね。
一人では何もできません。
周りにいる人の力を借りて、乗り切っていきましょう。
P.S. いえだゆうが重要と思うところを中心にまとめていますので、詳細は、JRC蘇生ガイドライン2015で確認してくださいね(^^♪
院内編はこちらです。よければ読んで見て下さいね!
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