こんにちは。いえだ ゆうです!
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今回は、看護師なら覚えておきたい意識障害の評価について紹介していきます!
患者さんの状態を把握できるようにしておきましょう!
1.意識障害の評価:JCS
JCS(Japan Coma Scale)は、簡便でわかりやすく、日本で広く普及しています。
大きく3段階に分けて、各段階をさらに3つに分けているので、3-3-9度方式とも呼ばれています。
この9つを全て丸暗記できたらいいのですが、なかなか難しいですよね。
まず、何となくのイメージを頭にいれておきましょう!
大きく3つに分かれていて、
Ⅰは、開眼している状態。
Ⅱは、何らかの刺激をすると開眼する状態
Ⅲは、刺激しても開眼しない状態
この3つの段階それぞれが、さらに3つに分かれています。
Ⅰは開眼している状態のランク分け。
Ⅰ-1はなんとなくはっきりしない。
Ⅰ-2は見当識障害と言いまして、時、場所、他人がわからない状態。→「ここどこか分かります?」と聞いて答えられない→Ⅰ-2ということですね。
Ⅰ-3は自分の名前や生年月日がわからない→自分のことが分からない状態はかなりヤバイ状態と言えますね。
Ⅱは何らかの刺激をすると開眼する状態のランク分け。
まず、JCSの真ん中のⅡ-20「大きな声で体を揺さぶると開眼」!
これを覚えておくと、
それより軽い刺激で開眼するのがⅡ-10、
それより強い刺激で開眼するのがⅡ-30とイメージできますよね。
Ⅲは刺激しても開眼しない状態でそのランク分け。
Ⅲ-100は痛み刺激に対してはらいのける動作をする→痛いところに手をもってくるかなど。
Ⅲ-200は痛み刺激で少し手足を動かしたり顔をしかめる→嫌そうな顔をしてモゾモゾする
Ⅲ-300は痛み刺激に全く反応しない状態→ピクリとも動かない状態
JCSもある程度、自分の中でイメージを作っておくと評価しやすいので参考にしてみてくださいね!
ただし、意識状態の患者さんの対応をしている時はかなり緊迫状態だと思いますので、
とっさに忘れてしまうこともあると思います。
現場ですぐに取り出せるよポケットサイズのカード型の指標とかを持ち歩いていると便利ですよ!
2.意識障害の評価:GCS
GCS(Glasgow Coma Scale)は、世界に広く普及しており、客観的で細かい評価が可能です。
開眼(E)、言語反応(V)、運動反応(M)の3つの側面から判定します。
15点:正常
14点:軽症
9~13点:中等症
3~8点:重症
各項目のスコアを出して、合計点を出します。
点数が低いほど重症となります。
例)E3V2M3
GCSもすべてを覚えようと思っても難しいんです。
こちらもイメージを作っておきましょう!
まず、開眼(E)に関しては
4が正常、3が呼びかけで開眼、2が痛み刺激で開眼、1が何しても開眼しない状態です。
3をワードと覚えておくと便利で、言葉で反応するのかどうか。
あとは、痛みで反応するのかしないのかというイメージをしてもらえる覚えやすいと思います。
続いて、言語反応(V)に関して
5が正常、4は混乱してるけど会話している、3は混乱した言葉だけ
2は理解不能は声のみ、1は何も言わない状態のことで、
3をワードと覚えておくと、単語を発するのがV3の状態で
混乱してるけど、単語だけでなく文を言えるのがV4
単語を話せず、「あー」とかだけなのがV2
何も言えないのがV1
続いて運動に関して
6が正常、5は痛い場所に手を持っていける、4は手足を引っ込めることができる
3は四肢の除皮質固縮(異常屈曲)、2は除脳固縮(異常伸展)、
1はまったく動かない
6段階もあるから大変だと思います。
こちらは、イラストとセットで覚えておくと現場で役立ちますよ!
あと、除皮質固縮(異常屈折)→脳の皮質だけ障害している状態(内)
上肢の肘関節が屈曲、前腕が回外、下肢を伸展させる。
大脳半球の広域な障害で発生。
除脳固縮(異常伸展)→上の脳と下の延髄~脊髄の交通がなくなっている状態(外)
四肢の関節がともに伸展。
足関節は底屈、前腕が回内。
中脳、橋上部の両側性障害で発生。
GCSもある程度のイメージを作っておくと評価しやすくなりますので参考にしてみてくださいね!
ただし、意識状態の患者さんの対応をしている時はかなり緊迫状態だと思いますので、
とっさに忘れてしまうこともあると思います。
現場ですぐに取り出せるよポケットサイズのカード型の指標とかを持ち歩いていると便利ですよ!
3.まとめ
バイタルサインのひとつである意識。
今回は、意識障害の評価として有名なJCSとGCSについて紹介させていただきました。
意識障害の患者さんに遭遇したら、JCSとGCSを使いこなせる看護師目指して頑張りましょう!
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